アカウント乗っ取りの原因と手口は?被害を防ぐスマホの使い方

アカウント乗っ取りの原因と手口は?被害を防ぐスマホの使い方

SNSや通販サイトのアカウントが乗っ取られると、個人情報が漏洩するだけでなく、パスワードが勝手に変更されてログインできなくなるといったトラブルが起きるかもしれません。

クレジットカードや口座情報を登録している場合は、勝手に買い物をされるといった、金銭被害に遭う恐れもあるので注意が必要です。

このような被害に巻き込まれないよう、アカウントが乗っ取られる原因や手口を知っておきましょう。

アカウントが乗っ取られたらどうなる?

スマホを使った犯罪イメージ

SNSなどのアカウントが乗っ取られると、以下のようなトラブルが発生します。

異変に気付いたら、速やかにパスワードを変更するなどの対策を講じましょう。

アカウントにログインできなくなる

悪意のある人にパスワードが漏れると勝手にログインされるだけでなく、アカウントの所有者がログインできないように、パスワードが変更されることもあります。

こうしたトラブルを防ぐには、第三者が不正にログインした際に通知を受け取るなど、早めの対処が肝要です。

アカウントの設定が変更される

不正にログインされた場合、そのことが発覚しないように、パスワード再設定用のメールアドレスを削除したり、二段階認証をオフにしたりすることがあります。

アカウントのセキュリティー設定が甘くなっているときは特に注意が必要です。

知らない端末からのログイン通知が届く

新しい端末からログインがあった際、メールなどで通知を受け取ることができます。

心当たりのないログイン通知が届いたら、どこかからパスワードが漏れているのかもしれません。

アプリでログイン履歴を確認した後、すぐにパスワードを変更してください。

メッセージやDMを勝手に送信される

SNSのアカウントが乗っ取られると、身に覚えのない投稿やダイレクトメッセージ(DM)が送信されることがあります。

こうした投稿には偽サイトへ誘導するURLが貼られているなど、周囲にも被害が広がる恐れがあるので要注意。

すぐに投稿を削除して、注意喚起を行いましょう。

クレジットカードを不正利用される

通販サイトで勝手に商品を購入されたり、インターネットバンキングで身に覚えのない送金履歴があったりしたら、不正ログインが疑われます。

直ちにパスワードを変更するはもちろん、セキュリティー設定も見直して被害が拡大するのを防ぎたいところです。

アカウントが乗っ取られる原因

スマホを操作する手元

パスワードを使い回していたり、フィッシングサイトで個人情報を入力したりすると、アカウントが乗っ取られる危険があります。

推測されやすいパスワードを設定している

氏名や誕生日の他、「1234」「abcd」といった単純な文字列は推測されやすいので避けるのがオススメ。

アカウントのパスワードはなるべく複雑な文字列にしましょう。

同じパスワードを使い回している

複数のサービスで同じパスワードを使い回している場合、いずれかのサービスでアカウント情報が漏洩すると、乗っ取りが芋づる式に発生する危険があります。

一度漏れたID・パスワードは攻撃されやすくなるので、アカウントごとに異なるパスワードを使用するのが安全です。

ID・パスワード情報が流出している

サイバー攻撃などによってパスワードが流出すると、アカウント情報がダークウェブで売買されて不正利用されるケースがあります。

アカウントの異変に気が付いたらすぐにパスワードを変更してください。

フィッシングサイトで個人情報を入力した

迷惑メールに記載されているURLにアクセスし、偽サイトだと気付かずID・パスワードを入力すると情報が漏れ、アカウントを乗っ取られることにつながります。

不審なメールの添付ファイルを開いた

迷惑メールの中には、ファイルが添付されているものもあります。

添付ファイルを開くとマルウェアに感染し、アカウント情報が盗まれるケースもあるので、絶対に開かないようにしてください。

非公式サイトでアプリをインストールした

悪意のあるアプリをインストールしてマルウェアに感染しないよう、アプリを入手するときは、信用できる提供元であることを必ず確認しましょう。

Androidなら「Google Play」、iPhoneの場合は「App Store」でインストールすることをオススメします。

アカウントの乗っ取りを防ぐスマホの使い方

スマホのセキュリティイメージ

アカウントのセキュリティーレベルを上げるために、今すぐ見直すべきポイントをまとめました。

二段階認証を追加する

二段階認証は、SMSやメールを利用して本人確認を行う機能のこと。

これを設定するとパスワードを入力後、SMSやメールで送られてきた認証コードの確認が取れないとログインできません。

複雑なパスワードを設定する

パスワードを作成する際は、アルファベットの大文字と小文字、英数字を組み合わせて複雑な文字列にするのがオススメ。

複数のサービスでパスワードを使い回すのも避けましょう。

迷惑メールは開封しない

迷惑メールにはフィッシングサイトに誘導したり、マルウェアに感染させたりするものが数多く存在します。

メール本文内のURLにアクセスする、添付ファイルを開くといったことをせず、すぐに削除しましょう。

OS(ソフトウェア)を最新版にする

スマホのソフトウェアは、セキュリティー強化を目的としたアップデートが行われることがあります。

脆弱性を解消するために、ソフトウェアが最新版になっているかどうかこまめにチェックしてください。

セキュリティーアプリで警告を常に表示するのもオススメ

スマホ 認証 ロック

スマホを安全に使うために、セキュリティーアプリを利用するのもオススメです。

フィッシングサイトや危険なWi-Fiにアクセスすると、警告を表示して被害を未然に防いだり、端末がウイルスに感染していないか調べたりする機能もあるので、常に安全な状態を保つことができます。

まとめ

SNSアカウントが乗っ取られると、ログインできない、勝手に投稿されるといった事態に陥る危険があります。

通販サイトなど支払い情報を登録しているアカウントが乗っ取られたときは、金銭被害に遭う恐れもあるので、日頃からセキュリティーを強化しておきましょう。

複雑なパスワードに変更するだけでなく、ログイン時に二段階認証を利用する、迷惑メールは開封しないなど、今すぐできる対策も意識したいところです。

大切な個人情報を守るため、スマホの安全対策と普段の使い方を見直してみましょう!



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