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本メールは、電子署名つきで配信しております。詳しくはこちら 2015.12 Vol.53
今年を振り返り、来年を思う節目の時期 爽やかな気持ちでお正月を迎える準備を
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今月のテーマ「Wi-Fiより100倍速いLi-Fiとは」
Li-Fiとは何か 簡単に言えば、LED電球やテレビ、信号機など「光」を使って無線通信を行う技術的な規格です。現在、主に使用されている「Wi-Fi(Wireless Fidelity)」と比較して、100倍以上の速度の超高速通信を可能にする新技術です。
ちなみにWi-Fiも無線通信の規格のひとつで、機器と機器の間で相互接続させる技術です。
2014年6月で紹介していますので、ご参考にしてください。
Li-Fiは理論的にはこれまでの通信方式でも用いられている、「0」と「1」のデジタルデータを使用している点では同じです。「0」と「1」の信号を「光らせる」「光らせない」としてモールス信号のように組み合わせて伝える技術です。ただし「光」という超高速なものを利用するので、超高速の通信が可能になるのです。
メリット・デメリットは? Li-Fiが注目される理由は、その通信速度の速さです。理論上では約2時間の映画データ(1.5GB)を毎秒18本ダウンロードできてしまう驚異的なスピードを記録しました。オフィス環境で行われた実験でも、Wi-Fiの100倍の速度でのデータ通信を実現させています。
もうひとつの大きなメリットはセキュリティ上の安全性です。壁を通り抜けることができない可視光線を利用するため、壁を隔てた外部から通信を傍受されるリスクが回避できるのです。また、これまでの電波を使った通信手段では、電波を吸収してしまう水中での通信ができませんでした。しかし、光を使ったLi-Fiであれば海中での通信も可能になります。また、可視光線は電子機器に干渉しないため、電波の利用が危険とされていた飛行機内での通信も可能です。
可視光線を利用した通信ならではのデメリットもあります。セキュリティ上のメリットでもあった壁を通さない性質があるため、例えば家中にLi-Fiネットワークを張り巡らせるためには、Li-Fi通信ができる電球などを各部屋に設置する必要があります。つまり、光が届かないところでは通信ができないのです。そのため、日中の屋外でも特別な環境を設置しない限り機能しにくいものとなるでしょう。
それゆえ、現状のWi-FiネットワークがLi-Fiに取って代わられるということは、すぐには起こりにくいと考えられています。
実用化は? そもそもLi-Fiは、2011年にドイツの物理学者ハラルド・ハース(Harald Haas)氏が「電球を無線のルーターとして使う」というアイディアを述べたことがきっかけとなっています。実現不可能と揶揄された時期もありましたが、ハース氏は研究を続け、「PureLiFi」というベンチャー企業を立ち上げました。彼らの計画によると、2015年中にPCに接続できるデバイスを開発し、2017年には実用化するということですが、最近、フランスの照明会社と提携し「2016年後半には製品化する」と発表しています。いち早くLi-Fiを体感するためにも、今後の動きには注目です。
明日誰かに話したくなる!?今月の豆ちしき
しらべぇ からの転載です。
今月のテーマ 栗きんとん・海老・伊達巻・ローストビーフ…おせち料理に欠かせぬ人の割合は?
日本の伝統的な正月文化のひとつ「おせち料理」。最近はネット通販なども増えてきて、準備も随分と楽になってきました。しかし、なかには「おせち料理を何故食べるのかが分からない」と疑問に思っている人も少なからずいることでしょう。
そもそも「おせち料理」は年に5回あった? おせち料理は、元々は五節句に朝廷で行われる「節会(せちえ)」という宴会で提供されていた料理。
五節句とは、人日(1/7)・上日(3/3)・端午(5/5)・七夕(7/7)・重陽(9/9)という、5つの季節の変わり目にあたる祝日のこと。いまでも5月5日は“端午の節句”と言います。 
この風習、元は中国から来たもの。奇数の重なる日に邪気を祓う行事が行われていて、それが日本に伝わり形を変え、最終的に江戸時代に幕府が定めた祝日になったのです。1月1日の元日は、奇数が重なる最初の日であり、さらに1年の始まりの節目であることから、五節句とは別に祝われました。これが、現在お正月におせち料理を食べる理由といえるでしょう。
また、おせち料理は12月31日の大晦日に“歳神様”を迎えるためにお供えとして用意するもの。年が明けたら、神様からのおさがりとして家族で食べるのです。
そして、年明けからの三が日の期間中は、神様がいるため台所に入って料理をしないという風習もあります。そのため、お供え物として家族が三が日過ごせる量を用意した後に、それを年明け以降戴く流れになったそうです。
4つの食材をピックアップして調査 今回は、数あるおせち料理のなかから、独断で4つの食材を選び、アンケートサイト「マインドソナー」を使って505人を対象に意識調査を実施しました。(調査期間:2014年12月11日〜2014年12月14日)
Q.おせち料理に「栗きんとん」が無いのは許せない? Q.おせち料理に「海老」が無いのは許せない?
Q.おせち料理に「伊達巻」が無いのは許せない? Q.おせち料理に「ローストビーフ」が無いのは許せない?
この4つの中で、一番人気、最も欠かせないと思われているのは、栗きんとんでした。
おせち料理に使われる栗きんとんは「栗金団」と書き、室町時代の頃からある岐阜県発祥の「栗金飩」という和菓子とは違うもの。現在の金色に輝く栗金団は、明治時代頃から普及したものといわれています。商売繁盛・金運アップなどの意味が込められています。 
次に人気が高かったのが、海老。こちらは古くから縁起の良い食べ物とされています。海老の腰が曲がっていることから「腰が曲がるまで生きられるように」という長寿の意味合いが込められています。
伊達巻の由来は、ひらめのすり身を混ぜて作る「平玉子焼」を伊達政宗が好んで食べたことから「伊達焼」と呼ばれ、それを巻いたことから「伊達巻」となったとする説。そして、江戸時代に長崎で広まった「カステラかまぼこ」が江戸に伝わった際、おしゃれな人達=伊達者が着ていた反物に似ているから呼ばれるようになったとする説など、諸説あります。
最後に、アンケートで4人に1人が欠かせないと答えた「ローストビーフ」。元はイギリスの伝統的な料理のひとつ。かつて日曜日に牛をまるごと焼く「サンデーロースト」という習慣があり、残ったお肉は日持ちがするため、翌日以降も食べていたそう。
現在でも日曜日にローストビーフを焼いて、月曜日に残りを食べる習慣は残っています。この文化が日本のおせち料理と親和性が高かったことから、よく見かけることになったと思われます。
いかがでしたか? おせち料理の様々なトリビア。ぜひ正月の話のタネにご活用ください。
文/しらべぇ編集部・常時系
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