【歴史】群馬県・草津温泉と源頼朝
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草津温泉は、有馬温泉や下呂温泉とともに室町時代から日本三名泉と称えられてきた温泉です。旅のプロが選んだ、温泉ランキング「にっぽんの温泉100選」でも20年間連続第1位に輝いています。
草津の湯は日本有数の強酸性。湯畑源泉のpH値は2.1で、1円玉も約1週間で消滅してしまうほど。この強い殺菌力が温泉療法にもすぐれた効果を発揮し、神経痛、切り傷、疲労回復をはじめ、美肌効果が期待できます。自然湧出量も日本一。毎分3万2,300ℓ以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しています。
新たな観光スポットとして注目されているのは、湯畑から徒歩約5分の「裏草津地蔵」エリア。2021年に、24時間無料で気軽に温泉を楽しめる「顔湯」「足湯」「手洗乃湯」、洗練されたカフェ「月の貌(かお)」や「高台広場」、「漫画堂」などがオープン。若い女性からも好評です。
草津温泉開湯には諸説ありますが、鎌倉幕府の創立者である源頼朝公が草津を開湯したという説もあります。1193年に頼朝公が浅間山麓で狩りを行ったとき、草津にも足をのばして湯を発見したと伝えられています。その際に頼朝公が腰掛けた石を「御座石」と呼び、そこから湧き出す温泉は「御座の湯」と呼ばれ、その後、源氏の旗印である白旗にちなみ、「白旗の湯」に改称されました。1783年には、湯畑の近くから湧き出る白旗源泉に頼朝公を祭る石祠「頼朝宮」が建立され、草津温泉の開湯伝説の一つの歴史を伝えるものとして草津町指定文化財に指定されています。
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▲草津温泉 夜の湯畑
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▲頼朝宮が佇む白旗源泉
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【体験】流氷一望の北海道・ウトロ温泉周辺で楽しむ氷上散歩
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北海道・知床半島のオホーツク海側に位置するウトロ温泉は、知床最大の温泉地です。毎年2月になると、オホーツク海は流氷で埋め尽くされます。ウトロ港側と高台側の二つのエリアに分かれる温泉街には、大型ホテルや複数の民宿・旅館が立ち並んでいます。オホーツク海を一望できる露天風呂や展望大浴場は大人気。水平線までを埋め尽くす流氷原を眺めることができます。温泉につかりながら、夕陽で赤く染まった流氷を眺めるのは格別です。知床ではさまざまなネイチャーツアーも行われているので、温泉を楽しみながら世界遺産知床の魅力も思いきり満喫できます。
そんな冬のウトロで近年注目されているアクティビティが「流氷ウォーク」です。オホーツク海を約1,000キロメートルも季節風や海流とともに旅して南下してきた神秘的な流氷の上を、飛び石のように渡り歩いたり、重なり合った氷を乗りこえて進んだりするような、冒険のような「氷上散歩」を楽しめます。流氷の上に乗るには、高い保温性と浮力を兼ね備えた専用のドライスーツを着用し、経験豊富なガイドが案内してもらうことが必須ですが、ウトロ温泉周辺で開催されている「流氷ウォーク」のツアーに参加すれば、手ぶらで体験できます。
ドライスーツは特殊な素材なので寒くなく、水にも浮きますので、時には海につかり、流氷の海でプカプカと浮かぶ経験を楽しむこともできます。運が良ければ、氷の妖精といわれる「クリオネ」が泳いでいるのを見られることも。ウトロの海が流氷で埋め尽くされる、2月にしかできない特別な体験です。
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▲ウトロ温泉展望大浴場 (北こぶし知床ホテル&リゾート提供)
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▲流氷ウォーク
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【絶景】兵庫県・城崎温泉と雪化粧
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城崎温泉は開湯1300年以上の歴史があり、外湯めぐり発祥の地としても知られています。この温泉は、僧侶の道智上人(どうちしょうにん)が病気の人々を救うために、当所鎮守・四所明神の神託により千日間の修行をした末、 720年に霊湯が湧出したのが始まりです。
城崎温泉には七つの外湯があり、どの温泉も個性的。天下一の温泉と賞賛された「一の湯」、滝の音が満ちる「駅舎温泉 さとの湯」、コウノトリが傷を癒やしていたといわれる「鴻の湯」、恋愛成就の湯「御所の湯」、一番小さい温泉ながらも風情のある「柳湯」、玄武洞をイメージした六角窓の「地蔵湯」、そして城崎始まりの地の「まんだら湯」。これらの外湯はそれぞれできた時期も、建物も、お湯の温度も違うのです。七つの湯をめぐりながら、情緒あふれる温泉街を浴衣姿でそぞろ歩きできるのも魅力です。
1925年の大震災から復活を遂げた温泉街は、古い街並みを残しながら、カフェや食べ歩きスポット、おみやげ屋が充実。女性を中心に人気を集め、西日本トップレベルの名湯として人気があります。
寒いと遠出や外出が面倒になりますが、城崎温泉は冬の時期がハイシーズン。日本海側に位置する城崎は、冬になると街全体が雪化粧で覆われて幻想的な光景が広がることがあります。川沿いの柳並木と歴史的な木造建築物が真っ白な世界に包まれるさまは、まるで小説の舞台のような風情。さらに、冬の味覚の王様「松葉蟹」など、とれたての海の幸が堪能できるのも魅力の一つ。雪化粧を眺めながら地酒と一緒においしい海鮮を味わい、温泉につかれば、日頃の疲れも吹き飛ぶことでしょう。
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▲城崎温泉の雪化粧
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▲夜の城崎温泉
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【グルメ】愛媛県・道後温泉と鯛めし
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日本最古といわれる道後温泉は、きめ細やかな日本人の肌に優しいなめらかなアルカリ性単純泉の湯質で、刺激が少なく湯治や美容に適していることから、名湯と呼ばれています。18本の源泉からくみ上げられる20度から55度の源泉をブレンドすることで、42度程度の適温にし、公衆浴場の「道後温泉本館」、「椿の湯」、「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」へと送っています。このおかげで三つの公衆浴場では、加温も加水もしていない源泉かけ流しの「美人の湯」を満喫できるのです。
道後温泉本館は、道後温泉のシンボル的な温泉施設。1994年に国の重要文化財に日本の公衆浴場としては初めて指定されながら、現役の公衆浴場として営業を続けています。2009年に発行されたミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは、最高位の三つ星を獲得。古きよき日本を感じられる壮麗な木造三層楼や、1日3回時刻を告げる刻太鼓も魅力です。
地元で愛され続けている「椿の湯」は、蔵屋敷風の落ち着いた雰囲気で、道後温泉特有の湯釜が置かれています。2017年開業の「別館 飛鳥乃湯泉」は、飛鳥時代の建築様式を取り入れた伝統工芸品と最先端のアートを楽しめる「新湯」。館内は開放的な大浴場と露天風呂、道後温泉本館の皇室専用浴室の又新殿(ゆうしんでん)を再現した特別浴室を設え、昔の浴衣「湯帳(ゆちょう)」を着る入浴体験もできます。
道後温泉周辺には、愛媛県の代表的な郷土料理である「鯛めし」を提供する店舗が並んでいます。愛媛県の「鯛めし」は大きく分けて2種類あります。中予地方の郷土料理「北条鯛めし」は一匹丸ごと焼いた新鮮な鯛を、ご飯と一緒に豪快に炊き込んだもの。南予地方の「宇和島鯛めし」は、温かいご飯の上に、生卵を入れた特製のだし汁と、鯛の刺身やゴマ、きざみねぎなどの薬味を混ぜたものをかけて味わいます。新鮮な鯛のうま味と弾力のある歯応えは絶品です。道後温泉にゆっくり浸かった後に、ぜひ「鯛めし」の食べ比べを楽しんでみてください。
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▲道後温泉本館
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▲宇和島鯛めし
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火山大国である日本には2万7千をこえる源泉があり、現存する最古の和歌集「万葉集」にも多くの温泉地が登場しているほど、温泉は昔から愛されてきました。暦の上ではそろそろ立春を迎えますが、まだまだ厳しい寒さが続きます。温泉に入って、寒さに負けない健やかな日々を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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