From:OCN：2024.11 Vol.158 「四彩夢紀行」では、季節を感じる各地のトピックスを詰め合わせてお届けします。 移ろいゆく季節の中で、夢心地な旅気分をお楽しみください。

秋の絶景！紅葉が美しい神社仏閣4選

秋は日本の風景が色鮮やかに染まる季節。古くから多くの人々に愛されてきた神社仏閣には、美しい紅葉を楽しめるスポットが数多くあります。今回はそんな紅葉の名所となる神社仏閣と、その見どころをご紹介。赤や黄色に染まる風景だけでなく、神社仏閣の歴史やグルメにもふれながら、心安らぐひとときを過ごしてみませんか。

【体験】京都府・瑠璃光院と叡山ケーブル 京都・比叡山のふもとにある「無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院」は、色鮮やかな紅葉が、書院の黒塗りの天板に美しく反射することで知られる名所です。この寺は、明治時代の公卿(くぎょう)・三条実美ゆかりの地で、大正時代末期から昭和時代の初めにかけて数奇屋造りに大改築するとともに、自然を借景とした名庭も造られました。書院から望む「瑠璃の庭」は主庭で、一面に覆われた苔は、まるで絨毯のよう。さまざまな種類のカエデは、極彩色のグラデーションを生み出します。 紅葉が見頃を迎えるのは、例年11月中旬～下旬頃。通常は非公開ですが、季節限定で特別公開されます。11月以降は大勢の拝観者でにぎわうことから事前申込制となっています。 この寺がたたずむ八瀬大原には、叡山ケーブル・ロープウェイもあり、比叡山頂までの壮大な自然風景を楽しめます。例年、瑠璃光院での夜間特別拝観期間中の土曜・日曜・祝日には、事前申込制の「叡山ケーブル夜間運行」もされています（※9月末時点、今年度の開催は未定）。紅葉だけでなく、京都市街地の夜景も満喫できるのが魅力です。叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」横にある回遊路「八瀬もみじの小径（こみち）」も、紅葉の季節に期間限定でライトアップされます。 ▲廬山寺本堂 ▲叡山ケーブルの紅葉 【歴史】宮城県・円通院紅葉ライトアップと伊達光宗 日本三景の一つとして有名な宮城県松島町にある円通院は、伊達政宗公の孫にあたる光宗公の霊廟(れいびょう)として開山した寺院です。境内には、江戸時代を代表する作庭家・小堀遠州が手がけた庭を移築・復元した美しい庭園などがあることでも知られています。 例年10月下旬頃からイロハモミジやコハウチワカエデ、ノムラモミジなどが色付き始め、11月下旬頃にかけて見頃に。夜になると、円通院を含めた松島の名所がライトアップされ、趣ある幻想的な雰囲気に包まれます。特に、本堂前にある「心字池」の水面が鏡のようになり、逆さ紅葉となって映しだされるようすは圧巻です。 石庭「雲外天地の庭」では、舞い散った紅葉が色彩豊かな模様を描き出します。「天の庭」は白砂で松島湾を、岩で周囲の島々を表した仏の庭。「地の庭」は石組でこの世の森羅万象を表しているといいます。この二つの庭には天水橋がかかり、「天」と「地」を結んでいるそうです。伊達家が育んだ文化の奥深さを、しみじみと感じることができる名庭です。 霊廟「三慧殿」は、1985年に国の重要文化財に指定されました。光宗公の母は二代将軍・徳川秀忠公の養女・振姫であり、光宗公は三代将軍・家光公のいとこでもありました。文武両道で幼い頃から才気にあふれ、「政宗公の再来」とまでいわれていたそうですが、わずか19歳で早世。大きな期待を寄せていた後継を失った伊達家は、菩提寺(ぼだいじ)として円通院を建立するにあたり、有名な棟梁や匠を集め、莫大な費用をかけて三慧殿を建立しました。松島では伊達政宗の菩提寺である瑞巌寺が有名ですが、円通院もまた伊達家の歴史に思いをはせながら美しい紅葉を眺められる名所です。 ▲紅葉が彩る円通院・雲外天地の庭 ▲国の重要文化財「三慧殿」と厨子 【グルメ】香川県・大窪寺の紅葉とさぬきうどん 香川県さぬき市の「医王院 遍照光院 大窪寺」は、標高774mの女体山のふもとの深い山中に静かにたたずむ四国霊場の結願寺で、第八十八番札所です。例年10月下旬から12月上旬頃に紅葉の見頃を迎え、境内の大イチョウやカエデ、イロハモミジなどが燃え上がるように輝きます。 石段を上ったところにある大師堂の地下道では、「お砂踏み」ができます。お砂踏みとは、四国八十八カ所霊場のご本尊様の写し仏をまつりながら、持ち帰った各霊場の砂を踏みながら礼拝すること。実際にお遍路を巡礼したのと同じ功徳を積むことができるといわれています。1200年以上の歴史があるお遍路ですが、昔は交通の便も発達していなかったため、遍路の旅を願いながらも、かなえられない人が大勢いました。約400年前にお砂踏みが考えられたおかげで、足腰の弱い人や時間のない人でも、お遍路の功徳を積めるようになりました。 大窪寺が位置するさぬき市は、うどんの街です。讃岐うどんは、奈良時代に弘法大師が中国に渡った際にうどんを知り、日本に持ち帰ったことが始まりだといわれています。讃岐うどんの特徴は、コシのある麺。もちもちとした食感と、つるんとしたのどごしが魅力です。大窪寺門前にある、老舗食事処の讃岐うどんも絶品。その店ならではの味わいが楽しめますので、足を伸ばして「うどん巡り」をするのもおすすめです。 ▲大窪寺の紅葉 ▲名物「讃岐うどん」 【体験】福岡県・宝満宮竈門神社の紅葉と登山 福岡県の宝満宮竈門神社は、古の時代より神が降り立つ山と崇められてきた神社です。大宰府政庁の北東に位置し、鬼門封じとしてさまざまな祭祀(さいし)が営まれてきました。最澄や空海をはじめ、遣隋使や遣唐使の人々は、渡航前にこの山に登り、航海の安全と国家的事業の成功を祈願したといわれています。例年11月中旬頃から下旬頃にかけて、約300本のカエデやイチョウなどが色付き、境内は紅葉の錦で染まります。紅葉の期間中の夜間にはライトアップもされ、日中とは違うすがたを楽しめます。 この地域には古くから伝わる「紅葉上げ」という伝統行事があります。毎年春に厄年を迎えた周辺地域の人々が御神前でおはらいを受け、境内にカエデの木を奉納植樹します。カエデの数は年々増え続け、より華やかな紅葉が楽しめるようになりました。 神社は宝満山への登山口にもなっており、紅葉の季節も多くの登山者が訪れます。宝満山は標高829.6mで、急斜面が続く険しい山道や岩場を進む本格的な山です。人気のコースは、宝満宮竈門神社を出発点とし、西側から登る正面登山道ルート。鳥居をくぐって登山道に入ると、照葉樹の茂る樹林帯と、急斜面に石段の道が続きます。この石段の道は「百段ガンギ」とも呼ばれ、親しまれています。単調な登りが続きますが、適度に休憩のできる場所や水場があるので、無理せず自分のペースで登れます。山頂から息をのむような絶景を目にすれば、疲れも吹き飛ぶことでしょう。 ▲宝満宮竈門神社の紅葉 ▲登山でも人気の宝満山 紅葉の美しい日本の神社仏閣は、人々に癒やしと感動を与えてくれます。各地の美しい紅葉とともに、周辺の観光スポットや名物も楽しむことで、さらに充実した秋の旅行を満喫できるはず。心を秋色に染めながら、自分だけのぜいたくな時間をお楽しみください。 OCN おすすめ TOPICS irumo ｉｒｕｍｏサイトでおトクに最新スマホを購入しませんか？ 詳しくはこちら OCN インターネット × ドコモ光 【最大5.5万円還元】 1ギガ新規ご契約で3.7万円現金還元！10ギガ新規5.5万円現金還元！ 10ギガでは最大6か月、月額500円（税込）ワンコイン特典！ 詳しくはこちら ウイルスバスター クラウド 月額版 「ウイルス対策」も「ネット詐欺対策」も「保護者による使用制限」も「SNS対策」も全部できます！今ならｄポイントプレゼントキャンペーン中！ 詳しくはこちら dポイントのおトクなため方を学ぼう スキマ時間を使った「ため方」を知って、どんどんdポイントをためましょう♪ ・dポイントとは？おトクなため方は？ ・おトクな1日の過ごし方を覗いてみよう ・お店でdポイントをためるには何が必要？ 星座別 今日の運気予報＆現在の運気 壁紙カレンダー かべ紙カレンダー OCNキャラクター「ジョリーとゆかいな仲間たち」の かわいいカレンダーがダウンロードできます。 ダウンロードはこちら

次回は、2024年11月下旬にお届けの予定です。次号もよろしくお願いいたします。

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