【歴史】北海道・さっぽろ雪まつりと美しい街並み
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「さっぽろ雪まつり」は、札幌の冬を代表する雪と氷の祭典です。2025年も、2月4日から2月11日までの8日間にわたって開催されます。会場には高さ約15メートルの精巧に作られた巨大な建築物をはじめ、100基以上の大小さまざまな雪の像が立ち並びます。
さっぽろ雪まつりの始まりは、1950年に地元の小中学生が作った6つの石像を展示したことでした。今では、札幌市内の企業や自衛隊も協力する、大きなイベントに。会場は3カ所で、迫力ある大雪像を見られるメインの「大通会場」、美しい氷像が並ぶ「すすきの会場」、すべり台やスノーラフトで遊べる「つどーむ会場」と、それぞれ異なる趣向を楽しめます。夜になるとライトアップによって雪像たちは美しく輝き始め、訪れた人々を幻想的な世界へと誘います。
札幌は日本最北の政令指定都市です。1869年(明治2年)に置かれた北海道開拓使によって、札幌本府の建設が始まりました。開拓判官・島義勇(しま・よしたけ)は円山の丘から東方を見下ろし、京都をモデルとした碁盤目状のまちづくりの構想を練ったという説があります。これが現在の、札幌の街並みの基盤となりました。
1875年(明治8年)に最初の屯田兵が移住。札幌建設計画に基づいて、道路や鉄道を整備し、北海道開拓の中心として活躍しました。整然と東西南北が真四角に区画された美しい街並み、大通公園からまっすぐに続く風景も、いにしえの開拓使のおかげなのです。開拓使の尽力に思いをはせることで、札幌の夜景もさらに輝きが増して見えることでしょう。
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▲さっぽろ雪まつり
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▲碁盤の目のような街並み
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【グルメ】秋田県・横手かまくらと横手やきそば
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「横手かまくら」は、秋田県南部の横手市でおこなわれる、小正月の伝統行事です。約450年の歴史があるといわれており、横手市役所本庁舎前や横手公園などの市内一円で、毎年2月15日、16日の夜に開催されます。約100基のかまくらの中に子どもたちが入り、「はいってたんせ(かまくらに入っていってください)」「おがんでたんせ(拝んでください)」と人々を誘い、甘酒や焼き餅をふるまいます。大きなかまくらだけでなく、小学生らが作ったミニかまくらもたくさん並び、街中が幻想的な雰囲気に包まれます。みちのくの冬の風物詩として、大切に守り続けられてきた伝統行事です。
横手市を訪れた際にぜひ味わいたいグルメといえば、日本三大焼きそばの「横手やきそば」。地元で製麺された太い角麺にキャベツと豚ひき肉を入れ、ウスターソースに各店オリジナルのソースを加えて炒めます。仕上げに、半熟卵と福神漬けをのせるのが定番。辛みが抑えられ、やわらかい味わいが特徴です。
横手やきそばは、終戦後に市内でお好み焼きの屋台を営んでいた男性が、新たなメニューとして試行錯誤の末に生み出したのが始まり。手頃な価格とおいしさで、たちまち評判となりました。簡単で特別な道具を必要としないため、駄菓子屋の一角や民家の軒先で「横手やきそば」を販売する店も現れ、市内には約100店舗のやきそば店があったといわれています。当時は子どものおやつという位置付けでしたが、次第に一般的な食事として浸透。今では日本全国にファンがいるほどの人気のグルメとなりました。
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▲横手公園のかまくら
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▲横手やきそば
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【体験】山形県・蔵王樹氷ライトアップと冬花火
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山形市の蔵王温泉スキー場では、スノーモンスターとも呼ばれる「樹氷」のライトアップが見られます。暗闇の中で鮮やかな色の光に浮かび上がる樹氷の姿は、とても幻想的! 樹氷は海外でもはっきりとした報告例はなく、国内でも奥羽山脈の一部の山域でしか見ることができない、非常に珍しい現象です。
蔵王の樹氷は、シベリアからの強い季節風が霧状になった氷点下の水滴と雪を運ぶこと、氷や雪がつきやすいアオモリトドマツが自生していること、木々が埋没しない適度な積雪量であること、これらの条件が奇跡的にそろうことから生み出されるといわれています。独特な形で大きく成長した樹氷は、まるで自然が作り出すアートのよう。大きなもので5メートル以上にもなり、一体ごとに特徴ある表情を見せてくれます。
スキーやスノーボードをしない人でも、樹氷をゆっくり鑑賞できるところも魅力の一つ。ロープウェイの車窓からライトアップされた樹氷を見下ろしたり、地蔵山頂駅のレストランの大きな窓から快適に樹氷鑑賞したりできます。暖房付きの雪上車「ナイトクルーザー号で行く 樹氷幻想回廊ツアー」に参加すれば、その日に一番見頃の樹氷を間近で見られます。
2月1日には、「60回記念!復活!雪と炎の饗宴」が開催される予定です。LEDライトを持った1,000人のスキーヤーが光のラインを作る「松明(たいまつ)滑走」や、「冬のHANABI」などがおこなわれます。樹氷と花火のコラボレーションに目が釘付けになることでしょう。
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▲樹氷ライトアップ
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▲冬のHANABI
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【絶景】福島県・大内宿雪まつりと団子さし
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国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている福島県下郷町の大内宿。かやぶき屋根の民家が立ち並び、どこか懐かしさを感じさせてくれるような、日本の原風景を楽しめる観光スポットです。江戸時代は、会津若松と日光を結ぶ重要な道に開かれた宿場町でした。当時の風習を伝える生活用具や囲炉裏が展示されているスペースもあり、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
大内宿は、毎年冬になると深い雪にすっぽりと包まれます。2025年の2月8日、9日の2日間には、「第39回 大内宿雪まつり」が開催される予定です。街道沿いには住民たちによる手作りの雪燈籠がいくつも立ち並び、夜には明かりが灯され、幻想的な風景に魅了されることでしょう。
この雪まつりでは、訪れた人々が楽しめるようにと、屋根の上からまかれたお祝いの餅を人々が拾う「ぐし餅拾い」や、名物の「そばの早食い競争」など、いくつかのイベントが催されます。「日本一の団子さし」は、みずきの木の枝に団子をさして豊作や無病息災を祈願するもの。満開の花が咲いたように、華やかに雪国を彩る様子は一見の価値があります。極寒の冬の夜に、下帯姿の男性たちが御神火を持って集落内を走る「御神火載火の神事・行列」も執り行われます。日本情緒を肌で感じられる行事であり、心が洗われ神聖な気持ちで満たされそうです。
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▲大内宿雪まつり
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▲大内宿の日本一の団子さし
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日本の冬のイベントは、その土地それぞれの独特な魅力に満ちています。さっぽろ雪まつりの迫力ある雪像の展示、横手かまくらの幻想的なともし火と温かいおもてなし、蔵王樹氷の自然が作り出す神秘的な美しさ、大内宿雪まつりで見られる日本の原風景など、その土地ならではの出会いがきっと心をほぐしてくれることでしょう。季節の魅力を体感しつつ、心に残るような思い出を作ってみてはいかがでしょうか
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