iPhoneのホームボタンが押せない原因と端末が壊れたときの対処法

iPhoneのホームボタンが押せない原因と端末が壊れたときの対処法

iPhone SEシリーズなど一部機種には、ホームボタンが搭載されています。

このボタンが使えなくなると、指紋認証でiPhoneのロックを解除したり、「ホームに戻る」操作ができなくなったりして非常に不便です。

そんな事態になっても慌てないよう、ホームボタンが押せなくなる原因や対処法について解説します。

iPhoneのホームボタンとは?

iPhoneに搭載されているホームボタン

iPhone SEシリーズをはじめ、iPhone 8以前の機種にはホームボタンが搭載されています。

ホームボタンには指紋センサーがあり、指先を当てるだけで画面ロック解除といった本人認証が可能です。

iPhone X以降のナンバリング機種ではFace IDが導入されたことで、ホームボタンが廃止されました。

iPhoneのホームボタンが押せない原因

スマートフォンを操作する女性の手元

ホームボタンを押してもスマホが反応しないときは、以下の原因が考えらます。

電源が切れている

本体のバッテリー切れなどが原因で電源がオフになると、ホームボタンを押しても反応することはありません。

スマホの電源が入っているか、バッテリーが切れていないかを確認しましょう。

ホームボタンが汚れている

ホームボタンの汚れ、ホコリの詰まりが原因でボタンが押せなっているかもしれません。

ホームボタンは柔らかい布や綿棒を使って優しく拭き取るなど、定期的なお手入れをしておきたいですね。

手が汚れている

iPhoneのホームボタンには静電気に反応するセンサーが搭載されているので、手が汚れていたり、濡れていたりすると、ボタンが反応しないことがあります。

また、手袋を着けていると静電気を感知できず、ボタン操作ができません。

清潔な手で触れて、ボタンが反応するか確かめてみましょう。

スマホが故障している

本体の落下や水没、経年劣化などによって故障している可能性も考えられます。

ホームボタンが反応しないだけでなく、電源が勝手に落ちるなどスマホにおかしな点がないか観察してみることをオススメします。

iPhoneのホームボタンが押せないときの対処法

スマホを持つ女性の手

ホームボタンが反応しないときは、故障を疑う前に、まず以下の操作を試してみましょう。

スマホを再起動する

スマホの一時的なエラーが原因で、ホームボタンが反応しなくなっているだけかもしれません。

次の操作をしてスマホを再起動し、改善されるか確認してください。



  1. サイドボタンを長押し
  2. 画面に電源オフスライダが表示されたら手を離す
  3. 電源オフスライダをドラッグ
  4. 30秒程待つと電源がオフになる
  5. 「Apple」のロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し
  6. 電源がオンになる


スマホのOSをアップデートする

スマホのOSが古いままだとシステムエラーなどが起きやすくなり、ホームボタンの反応が悪くなります。

以下の操作でiPhoneのOSを確認・アップデートしてみましょう。



  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップ
  4. 最新版になっていない場合は「今すぐアップデート」または「ダウンロードしてインストール」をタップ
  5. 画面の指示に従ってアップデートを進める


「iOSは最新です」と表示されたら、改めてOSをアップデートする必要はありません。

OSのアップデートができるときは、画面の指示に従ってアップデートすることをオススメします。

スマホの空き容量を増やす

スマホの空き容量が少なくなるとシステムに負荷がかかり、ホームボタンを押しても反応しないことがあります。

以下の手順でスマホの空き容量をチェックしましょう。



  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「iPhone ストレージ」をタップ
  4. ストレージの使用状況を確認する


容量がいっぱいになっている場合は、不要なアプリや写真・動画、音楽などを削除してストレージに空きを作りましょう。

ホームボタンを画面に出す

iPhoneの「AssistiveTouch」機能をオンにすると、画面にホームボタンを表示することが可能です。

ホームボタンが反応しないときはもちろん、ボタンが搭載されていない端末でもこの機能を使うことができます。



  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「タッチ」をタップ
  4. 「AssistiveTouch」をタップ
  5. 「AssistiveTouch」をオンにする


「AssistiveTouch」をオンにすると、ホーム画面に丸いアイコンが出現。

このアイコンをホームボタンに見立てて操作すれば、「ホームに戻る」操作や通知センターの表示などが行えます。

ボタンの位置は自由に移動できるので、操作の邪魔になりません。

iPhoneのホームボタンが壊れた・故障した場合の修理目安

おもちゃの工具と、スマートフォン

対処法を試しても改善しないときは、内部でケーブルが断線していたり、経年劣化によって故障したりしている可能性があります。

修理にかかる費用や期間などは以下の通りです。

iPhoneはどこで修理する?

スマホを修理する際は、契約中の携帯会社やApple Storeの窓口に問い合わせましょう。

来店予約をして持ち込みで修理するか、配送して修理の手続きをすることができます。

また、非正規店の中には、純正ではないパーツを使っている場合があるため注意が必要です。

故障などのリスクが高まるので、携帯会社やApple Storeの利用をオススメします。

iPhoneの修理期間は?

修理にかかる日数は、問い合わせるときに確認しておきましょう。

パーツの在庫や予約状況によって異なりますが、持ち込んだ場合、その場ですぐに修理してもらえることもあります。

iPhoneの修理費用は?

Appleの保証サービス「AppleCare+」に加入している場合、iPhoneの修理費用を安く抑えることができます。

修理費用は定期的に見直されているので、Appleの公式サイトを確認しましょう。

まとめ

ホームボタンが押せない・反応しなくなると、ロック画面の解除や「ホームに戻る」といった操作が困難になります。

まずは本記事で紹介した対処法を試し、それでも改善されないときは早めに修理を依頼しましょう。

また、いざというときに備えて、画面に代替のホームボタンを設置できる「AssistiveTouch」機能の使い方も覚えておくと安心です。



ホームボタンに関する情報は下記の記事でも紹介しています。参考にどうぞ。



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