シークレットモードで履歴がバレる?Chromeのゲストモードとの違い
「シークレットモード」で検索履歴がバレるって本当?
シークレットモードで履歴がバレる?Chromeのゲストモードとの違い
自宅や職場、学校などで共有しているスマホやタブレット、PCでブラウザを使用した場合、「検索履歴が残ってしまう」「履歴を見られるのに抵抗がある」と気になる人も多いのではないでしょうか。
そんなときによく耳にするのが「シークレットモード」という機能。
このモードを使用すると「検索内容がバレない」というのは本当なのでしょうか?
シークレットモードとは
まずはシークレットモードの詳しい機能について解説します。
どういったデータを残さずに利用できるのか見ていきましょう。
シークレットモードの機能
シークレットモードとは、「Chrome」「Firefox」「Safari」といったブラウザに搭載されている機能。
インターネットで検索した履歴を残さずに調べものができます。
ちなみに「シークレットモード」はChromeの呼び方で、ブラウザによっては「プライベートブラウジング」「プライベートブラウズ」と呼ばれることもあります。
シークレットモードが記録しないデータ
シークレットモードを使用すると、以下の情報が記録されなくなります。
「スマホを貸したときに検索履歴を見られる」「Cookieが残る」といった心配がありません。
▼記録しないデータ
- アクセスしたページの履歴
- フォームと検索履歴
- Cookieとサイトのデータ
- ダウンロードしたファイル
通常のブラウザは、ログイン情報などを保持するために「Cookie」を使用しています。
しかし、シークレットモードではウィンドウを閉じたタイミングでCookieをはじめ、アクセス履歴や検索履歴などが自動で破棄されます。
シークレットモードを使用しても履歴がバレる?
「ブラウザにデータが残らない」といわれるシークレットモードですが、実は、サーバーやシステム上にはデータが記録されています。
これは一体どういうことなのか、詳しく解説していきます。
端末レベルではデータが残らない?
シークレットモードを使って調べた検索内容や訪問ページなどは、端末にデータが残りません。
このため、家族間でスマホやPCの貸し借りをする程度では、検索履歴などがバレる心配はありません。
サーバーにデータが記録される?
インターネットに接続する際、プロキシサーバーを経由していることも。
このプロキシサーバーは、誰が・いつ・どこから・どこへアクセスしたのかが分かるようになっているため、ブラウザの利用履歴を調べることができるのです。
特に会社では、プロキシサーバー以外にも、アクセス状況が分かるシステムを導入している企業がいっぱい。
アクセス履歴を見られて困るような内容は、プライベート用のスマホやPCで検索するようにしましょう。
ゲストモードを使用すれば履歴がバレない?
シークレットモードと一緒にチェックしておきたいのが、Chromeに搭載されている「ゲストモード」。
その機能や違いについて解説します。
ゲストモードとは
ゲストモードはシークレットモードと同様、ブラウザにデータを残さない機能です。
シークレットモードでは通常モードで使用しているブックマークや検索時の予測候補、拡張機能などが引き継がれますが、ゲストモードではこれらの引継ぎはなし。
ゲストモードは、通常モードと互いに影響を受けないという特徴があり、シークレットモードよりも機能が制限されています。
また、ゲストモードで入力したデータは、ウィンドウを閉じたときに削除されます。
ウィンドウを閉じ忘れると閲覧履歴やCookieなどが残り続けるため要注意。このあたりの仕組みはシークレットモードと変わりません。
ゲストモードもデータが記録される?
ゲストモードはシークレットモードと同様、端末にデータは残りませんが、サーバーやシステム上にはデータが記録されます。
このため、自宅や職場にある共有のPCでは「人に見られたら困る」という内容を検索しないことをオススメします。
履歴がバレるのを防ぐならVPNがオススメ?
閲覧履歴などのデータを残さずにブラウザを利用したいなら、通信内容を暗号化してくれる「VPN(Virtual Private Network)」を使用する方法もあります。
個人情報を守りたい人に向いていますが、日常的な使い方ではあまり必要なさそう。
個人向けというよりは、企業向けに使われる機能です。
まとめ
検索する内容によっては、PCやスマホに履歴を残したくない場合もあるはず。
そんなときは「シークレットモード」や「ゲストモード」を使用すると端末にデータが残りません。
しかし、端末レベルでは履歴が残らないとはいえ、サーバーやシステム上には閲覧履歴が記録されます。
特に会社でPCを使用しているときに、「業務にふさわしくない内容を検索している」「転職について検索した跡がある」と、検索内容が残っていると気まずいもの。
検索内容を完全に秘匿するなら「VPN」を使う方法もありますが、環境を整えるためにコストがかかります。
そもそも、会社から支給されたスマホやPCを使用する際は、プライベートな検索や閲覧は控えるようにしたいですね。
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